トップページは、原料であるウランの一生をストーリー仕立てのビジュアルで可視化しました。専門資料を丁寧に読み込み、鉱石の採掘から廃棄物の処理までの複雑な工程を「燃料調達・製造」「原子力発電」「再処理・再利用」「廃棄物管理・処分」の4セクションに再編しました。それぞれのセクションには関連機関への詳細情報リンクを集約した構成です。
Oneness for good design.
Moving toward to
a better future together.
原子燃料サイクルポータルサイト
複雑で専門性の高い領域を多様な層に向けて伝える情報拠点
- Client
- 電気事業連合会
- Scope
- WEBサイト新規構築, 戦略策定・要件定義, UIデザイン, イラスト制作
原子力発電で使った燃料を再処理する原子燃料サイクル。アクアリングは、電気事業連合会(The Federation of Electric Power Companies of Japan)からのご依頼で、原子燃料サイクルに関する情報をまとめた「原子燃料サイクルポータル」を構築しました。
これまで、原子燃料サイクルに関する情報は、専門的な内容が様々なウェブサイトに点在していました。アクアリングは、原子燃料への関心が高い方や報道機関の方から、ニュースで初めて興味を持った一般層や学生まで、「誰に、どう見せれば伝わるか?」を共に考え、議論を重ね、あるべき姿と導線を徹底的に設計しました。
全体を柔らかなトーンで統一し、親しみやすいデザインでありながらも、専門家が見ても信頼できるクオリティを目指しました。表現ひとつが誤解につながりかねない領域であることを踏まえ、関係機関の判断を仰ぎながら、イラストのディテールにも細心の注意を払いました。
また、原子燃料サイクルの全体像を確実に知ってもらいたいという意図から、トップページのストーリー展開はあえて順番にスクロールする仕組みです。
複雑で高度な専門性が求められる領域での発信を実現できたのは、ビジュアルと構造の力を最大限に活かした設計ならではです。
Launch Site